沖縄県ではスナックパインやゴールドバレルなどの品種も育成されていますが、ジュースや缶詰などの加工用に育成されているのが、「N67-10」と言う品種のパイナップルで「ハワイ種」とも呼ばれています。
この品種は、私たちが市場でよく見かけるドラム型のもので、沖縄で育成されている全体の約70%がこの「N67-10」だそうです。
夏に苗を植え、主に夏から秋にかけて収穫の作業が行われます。
パイナップルの房に伸びている棘のような葉がフサフサと生い茂り、その先端にパイナップルが美味しそうに、大きく育ちますが、ここが農家さん泣かせのポイント。
暑い沖縄の夏に苗を植える時、苗を植えてから2年の歳月で大きく育ったパイナップルの収穫の時、どちらもとっても暑いのですが、棘のような葉が手や腕、足などに刺さったり怪我などをしないように、作業時は常に長袖長ズボンでの作業。
あまり手のかからないパイナップル育成だとお話しされていましたが、この服装が一番辛いとのことでした。